2011年11月30日

タスク管理システムは、シンプルが良い

世の中には、それこそ星の数ほどタスク管理系のツールがありますが、どうして欲しいものが無いのでしょう。

  • 高機能なら良いわけでもない
  • 欲しい機能はシンプル
  • 欲しいツールを手に入れる


高機能なら良いわけでもない


私は、基本的なやり方としては、@nokiba式タスク管理をしています。
家族に『クラウド時代のタスク管理の技術』を渡したところ、やる気を出してToodledoに向かっていましたが、タスクシュート的にToodledoを使うための「本質的でないがんばり」の多さに、一瞬で挫折していました。

Toodledoは色々な設定ができますし、頑張ればタスクシュート的に使うこともできます。
本来はGTD準拠なツールですから、GTD的に使うのであれば割と「すんなりと」は使えるでしょう。
でも、私はGTDをやっていませんし、場所やら人やら沢山のコンテキストを使いこなしたり、将来のゴールに向けてトップダウンで分解してタスクを管理したいわけではありません。

そういう意味では、Toodledoは高機能すぎる、のです。

欲しい機能はシンプル


私がタスク管理ツールに求める機能は、たぶんとてもシンプルです。

  • 指定した日に該当する繰り返しタスク
  • 指定した日のみのタスク


この2つを、任意の指定日に対して返してくれさえすれば、基本的には良いのです。
理想的には、これにタスクシュートのようなタスク実行ツールとしての機能があれば、それ以上は望みません。
それなのに、なぜかこのシンプルなことができるツールが無いのです。

高機能なツールがこんなにたくさんあるのに。
もし、これなら出来るよ、というのがあれば是非教えてください。

欲しいツールを手に入れる


無いならば、作ってしまえ!。。。と思ったのですが、自分の中での優先度がタスク実行の方が高いことに気付きました。

タスクシュートについては、TaskChuteも2で機能がアップしましたし、ブラウザ版も盛り上がっているらしいので、期待しています。
とはいえ、個人的にはMac/iPhone環境なので、なかなかTaskChuteには戻りにくいのが現状です。
時間記録をWebでとるのも、やはりオフラインのようにはいかないので、地味にストレスがたまります。

今のところ、タスク管理のがんばりのストレスよりも、タスク実行部分がストレスフルなので、とりあえずそちらからなんとかしようと思います。
そんなわけで、まずはタスク実行部分をなんとかするiPhoneアプリを作ることにしました。

iPhoneアプリなのは、タスク実行部分は常に携帯しているツールで、しかも出来るだけ少ない手間で使える方が良いためです。
TaskChuteの外出先問題と、ブラウザのレスポンス問題は、個人的に悩みなので。

タスク管理は、Webから操作できる方が良いことも多いので、良い連携先が欲しいものです。
どなたか作ってくれませんかねー。。

【あとがき】


先日(11/27)、ライフハック女子部主催で、「一流プロ写真家による一日限定の写真講座」を開催しました。
一周年記念ということで、はじめてのオフラインイベントとなりましたが、たくさんの方が集まってくださいました。ありがとうございました!
この後も、通常のUSTでの「カメラ基礎講座」や、写真講座の第二弾も検討していますので、今後ともよろしくお願い致します。
posted by saya_t at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月31日

旅の記録を役立てる

記録の中には、「役に立つ」とは言えないものも多くありますが、未来の自分にきっと役立つ、という類のものが存在します。
旅の持ち物リストは、その1つだと言えるでしょう。

  • 旅の持ち物リストを作る
  • 旅の間にネタを記録する
  • リストのアップデートまでが旅行です


旅の持ち物リストを作る


リスト好きの方なら、旅行の際の持ち物リスト、というのは必ず作っていると思います。
特にリスト好きでなくても、結構作っている人がいるのではないでしょうか。

海外旅行ともなれば、あれが無い!となった時に現地で手に入りにくいこともありますし、準備は念入りにしたいものです。
旅関連のウェブでも「海外旅行の持ち物リスト」はよく見かけますし、トラベル用品を買うと紙がついてきたりします。ガイドブックにも、必需品チェックリストが載っていたりします。
それでも、やはり「自分専用」リストが有ると無いとでは、準備の時の手間が大違いです。

普通のリストにはのっていないけれど、これは必需品、というものもあるでしょう。
汎用的なリストでは、自分に必要の無い項目が多くて見にくかったりもします。
まずは、色々なリストを参考に、適宜項目の追加・削除をして「自分リスト」を作ってみると良いでしょう。

旅の間にネタを記録する


次に大切なのが、リストの妥当性の確認です。
実際にリストに沿って持ち物を準備しても、旅の途中で「あーあれを持って来たら良かった!」というようなことはよくあります。
あれを持って来たら良かった!があれば、確実にその場で記録します。

特に、機内持ち込み荷物のリストは、帰りの飛行機で役立ちますから、帰りの準備の時に忘れないように見返す or リストをアップデートしておくのが良いでしょう。

持ち物として入っていても、「分量が足りなかった」という場合もあります。
どのくらいの量が必要なのか、どういう場合に使ったのかも、メモしておくと役に立ちます。

リストのアップデートまでが旅行です


旅から帰って来たら、リストのアップデートです。
まずは、旅の最中に思った「あれがあれば」なものを、記録の中から拾い上げて追加します。

それから、追加と同じくらい大切なのは項目の削除です。
リストのものが本当に役立ったのか、実はいらなかったのか、次回の旅の準備の時にはきっと忘れています。
持って行ったけれど使わなかったものは、削除してしまいましょう(「削除リスト」として残しておくのも便利です。)
旅の荷物は少しでも少ない方が良いですから。

でも、今回は使わなかったけれど、次回は使うかもしれないし…と不安なものは「今回は使わなかったよ」ということだけメモを残しておくのが良いかと思います。
次の旅行の準備の時に、やはりいらなければ削除すれば安心です。

旅行の季節や行き先によっても少しずつ持ち物は変わるでしょうから、旅行の度にリストをアップデートしていけば、旅の安心度はぐっとあがります。
次回の旅のために、せっかくの記録を役立てたいものです。
posted by saya_t at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ちびハック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月30日

記録があれば、「いつかやりたかったこと」ができる

「いつかやりたい」と思って、そのままになっていること、たくさんありませんか?
時間ができたら…と眠っているタスクが、本当にやりたいことなのに。

  • 「いつかやる」リストの時間
  • 時間がかかりそうでかからないタスクもある
  • 記録があれば、やる気がでる


「いつかやる」リストの時間


タスクリストの中に、「いつかやる」リストを作っている人は多いのではないでしょうか?
私の場合だと、「気長にやる」と「たぶんやらない」というリストがそれにあたります。
(「たぶんやらない」リストは、やろうと思っていたけれど、その気がなくなったり、必要が無くなったりしたタスクの記録です。「いつかやる」に返り咲く?可能性を秘めています。)

いつかやるリストには、時間やお金がかかるので、今やる余裕は無いなと感じているタスクが色々入りがちです。
新しい楽器がやりたいとか、旅行に行きたいとか、XXの勉強がしたいとか…。

このリストに入れるのは、大体が今すぐはやる時間が無くて、切羽詰まっている訳ではないものです。

すぐやる普段のタスクリストにあるタスクの多くが、「すぐやらなくては困る」タスクであることが多いのに対して、「いつかやる」リストのタスクは、できたら楽しかったり、日常が便利になったり、スキルがついたりと、ポジティブな要素を含むタスクであることが多いと思います。
だからこそ、やらなくても困らないけど「やりたいこと」としてとってあるわけです。

やらなくてはいけないタスクに追われてなかなかできない「いつかやる」リストのタスクを、少しずつでも実行できたら、あれもこれもやりたいのに…と思うことも少しは減って、穏やかに暮らせるのではと思います。

すぐやらなくても困らないけど、やりたいし、でも時間がかかり「そう」なタスクたち。。
でも、本当に時間がかかるでしょうか?
「いつかやる」リストに入れる前に「どのくらいかかりそう」か見積もって入れることはあまりないのではないでしょうか。

実はそんなに時間が無くてもできるのに、時間がかかり「そう」だからといって、「いつかやる」リストに入れてしまっているものもある気がします。

時間がかかりそうでかからないタスクもある


例えば、「新しいタスク管理ツールを試す」なんていうタスクだとどうでしょう?
いかにも時間がかかり「そう」です。

Webでみかけたあのタスク管理ツールを試してみたいけど、時間がかかりそうだし、今度試してみよう、と思って「いつかやる」リスト行き…よくあります。
でも、本当に時間がかかるでしょうか?
「すごく時間がかかりそう」が、実際には1,2時間あればできることだったりしないでしょうか?

1,2時間でできることだと分かっていれば、「すごく時間がかかりそう」だったものが、「今日帰ってからできること」に変わるのです。

今月、事情によりタスク管理ツールを乗り換えたのですが、その時にかかった時間は「2時間5分」です。
私は、この数字を見て、意外に短いなと思いました。
もちろん、乗り換えた後もちょこちょことメンテナンスしたりして時間はかけていますが、とりあえず乗り換えて稼働できる状態にするまで2時間でできたわけです。

今回は、時間もそれなりにありましたし、必要もあったので取りかかることができましたが、実はこれまでずっと手を付けられていないタスクでした。
でも本当は、家に帰ってだららんとすごしてしまう夕食後、その時間だけでもできてしまうタスクだったのです。

記録があれば、やる気がでる


かかる時間がある程度はっきりと分かっていれば、その時間をとれる所を探すことができます。
旅行だって、準備に色々時間がかかるしなー、と思っていたらなかなか行けないかもしれませんが、「週末1回分」で準備できると分かっていたら、じゃあ行こうかなと思えます。

「いつかやる」リストのタスクには、どのくらい時間がかかるか見当もつかないものや、本当に時間のかかるものもあると思います。
でも、今までにやったことから予測のたてられるものや、少し手を付けてみたら見通しのつくものも多いのです。

どのタスクにどのくらい時間がかかったのかの記録があれば、時間がかかり「そう」なタスクを、「XX時間くらいかかりそう」なタスクにすることができます。
そうすれば、「いつかやる」タスクもいつものタスクリストにのることができるのです。

【あとがき】


2時間あれば、色々できるのは分かったけど、やっぱり今日は帰ったらビール飲んでTVだよね、という方には、佐々木さんの残務ゼロ研究会がおすすめです。
「いつかやる」をやるための場ですから、気になっていたあのタスクをやってつけてしまいませんか。2時間あれば、タスク管理ツールの乗り換えだってできます。
お申し込みはこくちーずで。
posted by saya_t at 13:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ちびハック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする