男性でも女性でも同じだと思いますが、やる気や体調には波があります。
それに加えて、女性には身体的に周期的な波があるわけです。
両方の波の底が重なれば、もうどうしようもない状態になってしまいます。
そこで、少しでも周期の波の影響を減らすための工夫をあげてみます。
- 把握する・自覚する
- 諦める
- 振れ幅を減らす
把握する・自覚する
まず、大切なのが周期を把握することです。
PMSの症状が出ているのに、そうと自覚していない人もいます。
自分が周期のどこにいるのかを把握して、なんだか落ち込んだりイライラしているのは周期の問題だと自覚する、それだけでも状態はましになると思います。
自覚が無いと、精神状態が悪い事そのものがストレスになって、余計に悪化してしまいます。
諦める
次に考えるのは「諦める」ことです。
タスク管理のためには、これが役立ちます。
周期によって「いつも通りに」タスクがこなせない、のではないのです。
どの期間も同じ量のタスクをこなせるわけではない、という事実込みで「いつも通り」なのです。
いつも同じようにできる、という幻想をまず捨てる所からスタートです。
できるタスクの量を考える時にも、周期によって量は変化するという前提を考慮する必要があります。
ただ、人によって周期が安定しているとも限りませんし、症状も時によって違います。
この時期はこのくらいできるはず、この辺りの時期はこのくらい、と見積もっても、
当てにならない、ということも多いのではないかと思います。
そこで、平均的な「悪い時期にできるタスクの量」というのを基準にします。
良い時期にできるタスクの量が本来の量だと考えて、同じ量をこなそうとするからストレスを感じるのです。
基準を悪い方において、良い時期と予想される所では、もしかしたらもうちょっとだけできるかも、くらいのスタンスで考えるとちょうど良いです。
大体、月の半分は良い時期で半分は悪い時期なのですから、良い半分を「いつも通り」と捉えるのは、それがいつもだったらいいのに、と思っているというだけのことです。
振れ幅を減らす
最後は、波そのものを減らしてしまおうという策です。
周期による振れ幅が小さくなるのなら、それにこしたことは無いのです。
通常なら、生活習慣を改善して、適切な食事や適度な運動、十分な睡眠といった、健康に良さそうな生活をすることで、振れ幅を減らす事ができるようです。
心身ともに良い状態でいれば、周期の影響も出にくいということです。
それでもダメなら、低容量ピルというのも選択肢の一つです。
ホルモンバランスが安定するので、波は小さくなります。
もちろん、人によって改善が見られない場合もありますし、副作用も考慮して判断する必要がありますが、
周期が固定されるという点だけでも、ストレス軽減になるかと思います。
【あとがき】
Twitterでも少し話題になっていましたが、個人的には、パートナーに周期を把握してそれを考慮しておいて欲しいとは思っていません(^-^;
理不尽にイライラしたりしていたら、あーそういう時期なのかなー仕方ないなーくらいに思ってもらえれば良いです。
悪い時期を「いつも通り」と捉えるのは、あくまでもタスク管理上の工夫なので、イライラしている等の状態はそれがいつも通りと思わないでください(笑
それから、会社などでは、常に同じペースというのを求められることもあるかと思いますが、そういう時には見せかけのアウトプットのペースだけ一定になるようにすると良いかと思います。